シマトネリコがやってきた

10号鉢のシマトネリコがやってきた。思っていた以上に大きかった。そして思っていた以上にベランダが狭かった。冬期は紅葉するらしいが、いまのところはまだ緑色をしている。葉っぱが小さくて可愛らしい。向かいのビルからの視線を遮るにはまだ背丈が足りない。このさき、どれくらい育ってくれるのか、楽しみである。水やりを忘れて枯らさないよう、水やりチェッカーを買おうかな。色が変わったら水やりのサインというやつだ。慣れた人なら土の乾き具合で判断できるんだろうけどね。

春先には葉を落とすらしいが、それは新しい芽を出すための新陳代謝であって、心配する必要はないのだという。落ち葉が出るなら掃除しないといけないな。それにしても背丈は180センチメートルくらいあるかな。一部の枝が飛び抜けて高いだけで、平均的には150センチメートルというところか。風に揺れる葉っぱをみていると、心が癒やされる。いままでは無機質なコンクリートの壁、そしてみられているのではと思わざるをえない高い窓があったから、だいぶ印象が変わった。少々値は張ったが、いい買い物をしたと思っている。

耐陰性もあるというから、日当たりが悪い拙宅のベランダでも元気に育ってくれるだろう。もっと背が伸びて、レースのカーテンを閉めなくても視界を遮ってくれるようになれば、木漏れ日が室内に入ってくるだろう。葉が光を多少遮るだろうが、レースのカーテンを開けられるのであれば、室内の明度は今よりも向上すると思う。そうなれば室内の観葉植物も、今以上に元気を取り戻してくれるだろう。

以前にも、もっと大きな鉢植えを持っていたが、引っ越しの際に処分してしまった。まあ、引越し前にだいぶ弱らせてしまった。今よりも日当たりのいい環境だったので、やはり水やりのタイミングを逸してしまっていたのだろう。早くアマゾンで水やりチェッカーを購入して、土にさしておこう。宅配時は水漏れしないように、業者が水やりをしていなかったかもしれないので、さっそく水をやろうか。しかしなぜか水やりチェッカーは最初のときだけ、水やりをしないと反応しないので、水やりチェッカーを注文して、届いてから水やりをすればいいかな。とにかく大事に育て、ベランダを緑豊かで癒やしのスポットに変貌させてほしい。

シマトネリコの葉には空気清浄効果もあるというから、排気ガスも多少は防いでくれるかもしれない。まあ最近の科学では、観葉植物にそこまで空気清浄効果はないということが判明しているらしいけどね。もしそういう効果を期待するなら、部屋中、植物で埋め尽くす必要があるらしい。ジャングルのようにね。それは現実的ではない。でも、わずかであっても空気をきれいにしてくれるとは思うけどね。もっとも、すでに空気清浄機を購入したので、別に植物に効果を期待しなくてもいいのだが。とにかく、レースのカーテンを開けていられる時間が増えれば、この薄暗い部屋で過ごすことも、多少は愉快になるだろう。心身の健康にも好ましい影響を与えてくれるものと期待している。

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