パスポートの更新に行った。呼び込みのおばさんに言われるがまま撮影した写真は、10年前のと比べ、圧倒的に違った。同一人物かと疑うくらいの変貌ぶりであった。太り、白髪が見え始めている。自己肯定感ががくんと落ちた。本当に10年でこんなに変わるものだろうか?しかし実際、それほどの変化が起こったのだ。人間、誰でも年老いるものである。
10年前か。まだ30代で、今よりは元気だったが、同時に未熟でもあった。いまも成熟したとは言えないけどね。月日が経つのはあっという間だな。そうして長くてあと数十年後には、おさらばだ。その現実をちゃんと受け入れられるか、自分に自信がない。しかし、生きている以上、かならずおさらばするわけだ。そう考えると、なんでこの世に入ってきちゃったかなあと思わざるを得ない。どうして他の人は、その事実を知らないわけでもないのに、平然と、何なら人生を楽しめるのだろうか、まったく理解できない。
今から10年後、さらに見た目は老け込んでいるのかな。というか、どうせなら10年後は、今よりも若くみえるようになってみようか。その挑戦をしてみるのも面白いかもよ。だが、どうやって?健康的な生活をするしかないが、どうもうまくいかない。早寝をしてみても中途覚醒、早朝覚醒ばかりするし。タバコもコーヒーもやめたが、疲れやすさは改善されない。少しハードな運動をすれば体調を崩し、怪我をする。前回やった脚トレのダメージをいまだにひきずっている。ジャンプ系などの激しいメニューをしたからだろうか。やはりベーシックな種目を高頻度でやるほうが、故障のリスクが低いし、見た目も若返るのかもしれない。だいたい、どうすれば痩せられるのだ?こりゃ10年後はさらに老化が加速していそうだな。