入浴剤の力

日頃のバーピーの疲労を回復させるいい方法はないかと常に探していたのだが、ふとスーパーに寄ったときに、入浴剤を試してみようと思った。以前も、エプソムソルトを愛用していたし、そのほかにもいろいろと試したことはあったが、あまり効果を実感できていなかった。

だから、今回も期待はしていなかったのだが、ちょうど棚にPBの薬用入浴剤が100円台で売っていたので、効果が得られないとしても、100円台ならいいだろうということで、購入した。

さっそく、その夜に入浴剤を入れて、入浴してみた。風呂に入るときはキンドルで本を読む習慣がある。基本的に英語の本である。いまはハリー・ポッターを読んでいる。それはともかく、湯船に浸かっていても、ふだんと変わるところはなかった。いつもより発汗するとか、体が温まっているという感覚もなかった。

まあ、そんなものだろうと思った。過去の経験からも、また価格からも、期待していなかったので、落胆もしなかった。だが、実際には、変化があった。

入浴後、最後に冷水シャワーを浴びるようにしている。その夜もいつものように水が出る蛇口をひねって冷水を体にかけたら、いつもよりも水が冷たく感じるではないか。氷水をぶっかけられたようなインパクトだった。ふだんも、もちろん冷たさは感じるのだけど、今回はレベルの違う冷たさだった。つまり、入浴剤によって、いつも以上に体は温められていたということである。

そのせいかどうか、翌朝は、いつもより疲労感が軽減しているような気がした。ストレッチやりんご酢よりも、効果を感じられた。これが続けば、バーピーの回数をある程度増やしても、きちんとリカバリーできるようになるかもしれない。もちろん、無理は禁物だが。

湯船に浸かり、最後に冷水シャワーを浴びるというのは、温冷浴をしているようなものである。その温度差が大きくなるほど、効果も大きくなるのではないか。だから、入浴剤を入れて、入浴するだけでも多少効果はあるのだろうが、冷水シャワーと組み合わせることで、より高い効果を生み出せるのではないだろうか。

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