甘味との付き合い方

体調を崩して以来、ずっと甘い物を食べないようにしてきた。しかし先日、母と喫茶店に入ったときにティラミスを食べたら、また甘味への欲求が高まり、堰を切ったように食べ始めた。最初はカロリーが比較的低いといわれる和菓子、たとえばおはぎとか団子とかに限定して食べていたが、案の定、チョコやクッキーにも手を出し始め、カップケーキなどを食べるようになるのも時間の問題である。

甘い物、言い換えれば精製された砂糖は、覚○剤と同じようなものであると聞いたことがある。砂糖を摂取すると血糖値が急激に上がる。そうすると膵臓から血糖値を下げるホルモンであるインシュリンが分泌されるが、どうやらこのインシュリンの効きが強すぎて、血糖値が下がりすぎてしまうらしい。低血糖になると、めまいや冷や汗といった症状が出てくる。そして再び血糖値をあげようとしてなのか、甘い物を欲するという循環に陥る。中毒的な症状だ。

体調を崩したと同時に禁煙もしたが、タバコはもう吸いたいと思わない一方、甘い物への欲求は、ずっと残っていた。スーパーに行っても、スイーツコーナーで買おうかどうか迷うことも度々だった。それだけ、砂糖の依存性が高いということなのかもしれない。ただ、甘い物を断っていたときの体調が、甘い物を食べている今と比べて、なにか違いがあるかというと、ほとんどない。もちろん、虫歯になりやすいとか、自分では気づかないところでダメージがあったりするのかもしれないが。

血糖値が乱高下する血糖スパイクが体に、そして心にとって負担になるわけだが、そのスパイクをなるべくなだらかなものにするための方法としては、食後にデザートとしてスイーツを食べることらしい。食後であれば胃の中にはすでに食べ物があり、その後にスイーツが入ってきても、血糖値の上昇はゆるやかになるという。ユーチューブで、医師がそう説明していた。だから、甘いものは好きに食べていいことを自分に許しているが、食後のタイミングだけというルールを設けている。最低限、これだけでも守ろうと思う。

ちなみに、砂糖の摂取の影響はそんなにないと書いたが、ウエストはふくらみやすいようである。ここのところ、スクワットなどの運動習慣のおかげでウエストが引き締まってきて、ズボンをサイズダウンしないといけないかなと思っていたけれども、その必要性は後退した。ダイエットには、やはり甘いものは天敵のようである。

40代。語学(英仏)をマイペースで勉強(主に読書)していて、たまにウクレレを弾く。バーピーなど自宅でできる自重トレを習慣化している。

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