英語力を伸ばすには、英語でなにかを学ぶと効率がいい。昨年までは個人教師と一緒に、フランス語を勉強していた。フランス語力はまだ拙いから、補足説明や質問などは英語でやっていた。これが非常にいい訓練だったと思う。ときにはこちらが日本語を英語や仏語で説明したりして。
かつて、社会人大学院で経営学を英語で勉強しようと思っていた時期がある。つくば大学大学院の国際経営なんとかというもののコロナ禍のオンラインキャンパス説明会にも参加した。ここは講師陣が外国人が多く、授業は英語で行われる。レポートの提出も英語である。英語で聞くだけなら問題ないが、レポートを英語で書くというのはハードルが高く感じ、結局あきらめてしまった。ここは国立なこともあって学費もリーズナブルである。チャンスがあればまだ挑戦したい気持ちはあるが、この大学院はそもそも国際的に活躍するビジネスパーソンの育成を目的としており、学生は入試時(といっても書類選考と面接だけ)に具体的な研究プランをプレゼンしなければならない。ただの書き手として生きていけないか考えている人間にとって、ビジネスパーソンとしてのキャリアを思い描くことは難しい。
上智大学の大学院にも、英語で学ぶコースがあるらしい。こちらは言語学で、やりたいことに近い。しかし時間割がどうなっているのか、ウェブサイトでは情報をみつけられなかった。夜間なのか、土日だけなのか、時間割もわからない。とにかく、こちらもレポートを含めすべて英語が基本だろう。帰国子女でもない、日本育ちで大人になってから英語を始めた人間にとっては、こういう環境に身を置かないと、本当の英語力がつかないような気がする。