およそ2ヶ月ぶりに格闘技のジムに行った。キックボクシングである。行く前は少し予期不安があった。リハビリ程度にやって、調子が悪くなったら途中で帰ればいい、そう言い聞かせてジムに入って行った。
最初はシャドー。これを2ラウンドやって、その後はグローブとレガースをつけ、2人一組でパンチやキック、ディフェンスなどのドリルをやった。これだけでもう汗だくである。それを30分。その後はスパーリングである。
軽めにやるマススパーなのだが、相手によっては本気でやってくる。だからこっちもそれなりに強く攻撃しないと呑み込まれてしまう。実力のない人間ほど手を抜くことができないが、まさにそんな相手とやることになった。だからこっちも相手の顎をしっかりと視野に収めながら、ぶっ倒すつもりで攻撃していく。しかしブランクがあるので身体が思うように動かなかった。
それでも、ふだんしない動きだものだから、心臓はバクバクである。シャワーを浴び、ジムの外に出ても脈拍はずっと高いままだった。心臓の脈が少ない徐脈などの心配はもうしない。気にしたところでどうなるものでもないし、死ぬときは死ぬのだと開き直っている。それでも、なかなか脈が下がらず胸苦しさがあると不安になる。まだパニック症が残っており、自律神経も乱れているので、脈が正常に戻るまで時間を要するのだろう。
格闘技は危険もともなう。でも、もう次の日になると昨日学んだことを復習したくなる。楽しい。しばらくは週1ペースでのんびりやっていこうと思う。次は柔術かな。ジムで動ける体力づくりのために、バーピーも再開したい。