世界情勢の行く末を案じる

来春、数カ月間の欧州・アジア旅行を計画中だ。一方、社会人大学院にも興味があって、出願するかどうか検討中。出願しても合格する保証はないが、もし合格したら、2年間は勉強すると覚悟を決めるつもりで、卒業後に旅行に行けばいいと思っている。

しかし、もし新しい大戦が起こったり、為替が恐ろしく円安に進んだり、旅行を阻むどんな状況が持ち上がるか、誰にもわからない。来春であっても、そうなのだから、2、3年後だったら、もっとわからない。一生、のんきな海外旅などできなくなるかもしれない。

なるなるそう考えると、一刻も早く、旅立ったほうがいいんだろうなと思う。帰国後のことは、帰国後に考えればいい。もちろん、帰国後の再起がスムーズに行くように、できるだけの準備はするつもりだ。金銭面、スキル面で。それに、早く旅行をすませたほうが、帰国後の年齢は大学院に通った場合よりも若くなるのだから、再就職する上で有利になるかもしれない。

ているだったら、今すぐ行けばいいのにという話だが、今年はパリ五輪で、フランスはいろいろ値上がりしているようである。そうでなくても原燃料価格が高騰しているのだ。欧州の言語で勉強しているのはフランス語だけなので、その言語が話されている国で物価高なのだから、今年は避けようという判断である。五輪で人がごった返すところに行きたくないという気持ちもある。だが、これも口実に過ぎないかもしれない。昨年体調を崩し、まだ万全じゃないというのも、ひとつの理由ではあるが。

親の介護が必要になるといった、個人的な事情で、欧州行きを諦めなければならなくなるかもしれない。そうなったら、一生、後悔するだろう。細かいことは考えず、かつ後のことに対してできるだけの準備をしたら、思い切って行動を起こす必要があるのではないか。人生に一度くらい、そういう経験をしたほうがいいと思う。それが、後半生において、想像以上に意味のあるものになるような気がする。

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