植物はものが言えない

観葉植物の水やりのタイミングがよくわからない。土の表面が乾いたときた、そのときだというが、毎日手で触って確認するのも大変だ。それに土が湿っているかどうか、自分の手の感覚が正しいのかどうかもわからない。室内の観葉植物の一つは長いこと水をやっていないが、土を触ると湿っている感じがするので、放っておいているが、本当に大丈夫なのだろうかと心配になる。

そういう意味で、水やりチェッカーの存在はありがたい。インジケーターの色が変わったら、水やりをすればいい。ただ、これも半年くらいで交換が必要らしい。それを忘れて土に突き刺しっぱなしで、正確に土の状態を反映しなくなったら、枯らしてしまうリスクもある。

植物が、水をくれと言ってくれれば、一番カンタンなのだが、ファンタジーの世界でもないかぎり、こと観葉植物については、こちらが注意深く見守る必要がある。葉の状態をみて、水々しく張りがあれば、水やりはまだしなくていいのかもしれないが、素人考えなので、本当に合っているかどうかはわからない。ベランダに置いておくのと室内に置いておくのでは、やはり環境が違うので、同じような大きさの鉢でも、水やりのタイミングは変わってくるのだろう。とにかく、もう犠牲者は出したくない。やはり、一つ一つ、日頃から愛情を込めて育てていくしかないのかもしれない。心に癒やしを与えてくれる観葉植物たちの存在に感謝するには、そういう報い方しかできない。

AIなり何なりのテクノロジーが進化して、観葉植物の水やりを知らせてくれるシステムが開発されたら便利なのにね。とにかく、水のやらなすぎもだめだが、水のやりすぎもダメというところが難しい。水をやりすぎると、根っこが溺れるからとか、根腐れするとか、いろいろなことが言われているが、正直、どういうメカニズムで、水をやりすぎると植物にとってよくないのか、よくわからない。水は植物にとって栄養だから、あればあるだけいいのではないかと思ってしまう。人間も暴飲暴食は害だが、やはり植物も水があればあるだけ、摂取してしまうのだろうか。

当面は水やりチェッカーの力を借りるしかない。チェッカーをすべての観葉植物にさすのもどうかと思うので、チェッカーのないやつに関しては、手でこまめにチェックするしかない。それとも、全植物に水やりチェッカーを装備するか?ガジュマルにもまた水をやった。土を触ったら乾いていたからだが、根っこに水分を溜め込めるので、あまり水をやらなくていいという情報も見た気がするし、根腐れしてしまうだろうか?こういう心配を数百円のチェッカーで解決できるなら、安い買い物である。やはり、追加購入したほうがいいかもしれない。

何事も継続で、はじめのうちは水やりチェッカーの力を借りつつ、その間に水やりのタイミングを覚えて、チェッカーの寿命が尽きたら、あとは自分の感覚でできるようになるといい。とにかく生活が慌ただしくなって心に余裕がなくなると、植物の世話も怠りがちになる。自分自身が丁寧に暮らしていれば、植物にも自ずと意識が向くようになり、無惨にも枯らすことはなくなるだろう。とにかく植物と、いろいろな手段を使って対話することが必要なようである。

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